映画「ローマの休日(Roman Holiday)」より #29 Faro Basso(Vespa150 1952)です。
オードリー・ヘプバーン(正しくはオードリー・キャスリーン・ファン・ヘームストラ・ヘプバーン= ラストン)演じるアン王女が乗ったスクーターですね。




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Hasami



侍女(?)や侍従長(?)に指示された受け答えしかできなかったアン王女が最後の記者会見の場面で「どの国が一番良かったですか?」と聞かれて、初めて自身の言葉で語ります。「いずこも忘れ難く善し悪しを決めるのは困難……!!ローマです!無論ローマです。今回の訪問は永遠に忘れ得ぬ想い出となるでしょう」“Each, in its own way, was unforgettable. It would be difficult to-- Rome! By all means, Rome. I will cherish my visit here in memory as long as I live.”
…ここは感動的で一番好きなシーンです。



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さて映画に登場するベスパですが1952~1953年に製造されたモデルでFaro Bassoと呼ばれるヒップラインのとても綺麗なものです。エンジン部分のカバーに切り欠き(えぐれ?)があるのが大きな特徴です。また前フェンダーにライトがあるのも特徴で「フェンダーライトベスパ」とも呼ばれています。加えて自転車のようなハンドルも特徴ですね。後期の太いハンドルだったらアン王女のあの危なっかしい運転も絵にならなかっでしょう(笑)



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今回のペーパークラフト化ではこれらの特徴を出せるように3D化、加えてアン王女のすっきりとした清楚なイメージが出したいと思い車体の色や描きこみが汚くならないように注意してみました。



資料集めの過程でニ台のベスパが撮影に使われていることに気づきました。スピードメーターの有るタイプ(カーバッチ付)と無いタイプです。ナンバー「Roma6の9287」はスピードメーターの有るタイプと思われます。



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組み立ては「ボディの裏表の貼り合わせ…(糊代を省略)」という難易度の高い工程から始まりエンジンでひと息つくと、すぐに次の難関「タイヤ」の作成があります。荷台やシート等難易度は低くなったかと思うとすぐに最後の難関「ハンドル」で再び難易度は跳ね上がります。



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素材(紙)の制限でなかなか滑らかなボディラインが出しにくかったです。今後の課題ですね。ハンドルのシルバーも実際、印刷では白くなってしまうのでシルバーのテープを使ったら良かったかな等々…あちこち小さい不満が残りましたが完成して全体を見てみると、まあまあ良い感じにまとまっている気がします…いかがでしょうか?



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型紙はA4でpdfが10枚です。(無理に収めた感じもしますが) 



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組み立て解説のリンク Making of↓



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