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大和建造中であります

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1/200 大和 YAMATO ロ号艦本式缶

1/200 大和 YAMATOです。

まだまだ二重底のパーツ化が終わっていませんが、配管等関連する部分もあるので二重底の上層部に配置される「ロ号艦本式缶」を考察しました。先回の続き12基あるボイラーですね。

大和は当時の先端技術を注ぎ込んだ面もありますが機関に関しては当時の最先端技術のディーゼル機関(内燃機関)ではなく安定していて実績のある「ロ号艦本式缶」(外燃機関)を採用していました。

この「ロ号艦本式缶」というのは呉の大和ミュージアムに展示されている「金剛で使用されたヤーロー缶(英yarrow社)」の発展したものなのですが…実は当時は一口で「ロ号艦本式缶」といっても様々な型があったようです。

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↑大和ミュージアムの金剛ヤーロー缶。三角に組み上げられた水管を熱して蒸気を得る仕組みですね。ただし大和では「石炭」をくべるのではなく「重油」を燃焼させるタイプだったそうです。

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↑ネットでいろいろ探しましたが正確なものが無く苦労しました。行きついたのは「国会図書館」のページです。デジタル公開している当時の資料「軍艦機関計画一班. 巻ノ2 図(1919年)」を見つけました。大和の建造計画が1936年なのでちょっと古いですが基本形はこんな感じです。

この資料のものは混焼缶といって上段(円形のコーン)3つで重油、下段(四角い斜めの扉)3つで石炭を燃やすタイプです。石炭の燃やしカスを掃除する扉が最下部に三つあることから「ミュージアム」の燃焼部分の模型のモデルになったタイプかなと思います。さらに内部を再現しましたとうたった模型や内部を再現したイラストでもよく見かけるものはこのタイプのものが多いです。

でも大和は「重油専焼」タイプだったというので…残念

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↑こちらが「重油専焼」タイプです。(石炭を燃やす場合あまり奥には石炭をくべられないので長さが短いのですが、重油タイプはそれより長くなっています。よく見ると左右の丸い筒状の「水ドラム」に着いた四角い小さな足が4つから6つになっています。)これをもとにイラレで描きこみをしてみました。

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↑こんな感じ…ペーパークラフトのパーツになると幅が3センチに満たないくらいとなるのでゴチャツとしてほとんどディテールがつぶれるのですが詳しく描いてみました。

 

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↑メンテナンス用の足場の位置を書き込んで人物シルエットを配置。別の資料から缶室のフレームの位置と缶の台の大きさがわかっているので当てはめてみます。

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3Dスケッチでも確認…まぁ問題ないといえば問題ないような気がするのですが…缶の下のスペースとフレームの位置と足の数にちょっと無理が…そこで再び資料を探します。すると…

NHKの特番で海底の武蔵のボイラーが映ったシーンを発見。どうやら「一度発生させた蒸気を再度、缶に戻して過熱させる」という「過熱器付きのタイプ」だったようです。過熱器は左右の水管に差し込む感じで正面から見て「ハ」の字に取り付けられていました。

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↑国会図書館のページから「国産機械図集(1939)」とネット拾い物…NHK特番の画像と合わせると、どうもこのタイプではないかと(水管の上に空気を温める管も描かれているが…) 注意するのはバーナーの数…戦時中の文書で機密に関わるものはわざと寸法や図の一部を書き換えたりしているらしいので若干の疑問は残るけど再度これをもとに描きます。

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↑ちょっと「こわもて」になってしまいましたがこんな感じでしょうか。それとNHKの画像(掲載は控えます)から足の数は定説の6個ではなく…胴長の重油専焼缶にも関わらず前端と後端の左右で4個だったことが判明。

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↑土台の位置とフレームの位置に合わせるとなんとピッタリ!…ピッタリ収まりはしますが左右と後ろのスペースは人ひとりが通れるくらい…「詰め込んだ感じ」ですね。メンテナンスとか大変そう。

以上がここ2か月くらいかけて出した「大和のロ号艦本式缶」に対するuhu02の回答でした。

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1/200 大和 YAMATO 今日4月7日は…

先回の更新から随分と日がたちました。大和は少しずつですが進んでいます。作業的には二重底と船倉甲板の描きこみです。

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↑二重底のフレーム(小骨にあたる部分)の描きこみをしました。

二重底は重油のタンク、船倉甲板は大和の心臓部であるボイラーが12缶並ぶ重要な部分です。さらに以前書いたように二重底の重油は船のバランスをとるために前後左右のタンクに自由に移動させることができました。ということでこの燃料用の配管を行いました。

燃料の移動は艦の前後四ケ所にある全20基の重油移動ポンプで移動できたこと。前後のメインとなる配管は直径20センチの配管が電線経路部分に設置されていたことが資料で分かりました。

更に当時の配管の色分けで燃料は黄色だったことや、弁は全体の指揮所や管理区域の指揮所から遠隔で操作されたことがわかりました。で、いろいろと試行錯誤しながら配管を行いました。(電線経路のメインの配管以外のこまかい配管のみ行っています…電線経路はもう少し上の階層デッキとなるため)

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↑二重底中央部分です。黄色の配管が燃料の配管です。メンテナンスや弁の手動での開閉を考えると薄茶色の水防区WTCに配管がされていたと思われます。

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↑船倉甲板中央部分です。(前の図の上の階層になります)  当時のボイラー(ロ号艦本式缶・ろごうかんほんしきかん)幅5mが横に4列、縦に3段に並びます。当時の資料をリサーチしてボイラー周りには「主給水ポンプ」「補助給水ポンプ」「噴燃重油ポンプ」「点検用手動ポンプ」「消防ビルジポンプ」が配置されていたことがわかりました。当時の艦「妙高」の配置図を参考に二重底の構造とすり合わせながらかくポンプの位置を特定しています。(例えば「主給水ポンプ」「補助給水ポンプ」 は下層の予備水タンクに連結、「噴燃重油ポンプ」「点検用手動ポンプ」 は下層重油タンクに連結、「消防ビルジポンプ」 は水防区を突き抜けて船底の注排水孔に接続等)

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↑艦首側「重油移動ポンプ室」周りの配管は注排水区の各区画から下の二重底の重油タンクに接続。

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↑艦尾側の二重底の配管

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↑その上の船倉甲板「 重油移動ポンプ室 」周り… 燃料配管はおそらくこの上の階層に上がってからこの階層のタンクに接続すると思われます。

代わりにプロペラシャフトの通る軸管室からビルジタンクに排水管を配置しました。

ここまで戦艦の機関関係についてあれこれと調べてかなり時間がかかりました。大和というのは資源の乏しい日本が粗末な重油と水を最大限に利用したものだっということに感心しました。ボイラーからの蒸気を利用したポンプや発電機、水圧を使った遠隔操作のシステムや砲塔の稼働などまさに火と水でできた巨大プラントという感じでしょうか。

おりしも今日4月7日はこの巨大戦艦とともに2740名が亡くなられた命日です。そのことを考えると切ない気持ちになりますが、「その艦のことを知ること忘れないことが一番の供養」ということで頑張って作業を進めていきたいと思います。

 

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1/200 大和 YAMATO 船蔵Hatch deckとバイタルパート

1/200 大和 YAMATOは現在船体の下部から順にデッキの3D化と描きこみを行っていますが…

 

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↑前回の船底二重底に続き船蔵Hatch deckを描いています。…描くといってもまだ位置確認のためのメモと色分けをしているだけですが…(最終的には配管やハッチ、配電盤などを描いていくことになります)

 

 

 

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↑船蔵Hatch deckの船首部分です。黄色のバランスタンクの後ろに錨鎖庫Anchor cable roomや電気科、砲術科、機関科の倉庫に加え兵員達のお楽しみ「酒保庫」があります。その後ろには探信儀送波器維持装置室Sounding roomや第1・第2重油移動喞筒(ポンプ)室Oil Pump roomがあります。砲塔や火薬庫の下になる部分はオレンジ色で示した「注排水区」が並んでいます。両舷には重油タンクが並んでますね。

 

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↑中間部は船の心臓部…缶室と呼ばれるボイラー室が12庫並び更に両舷に二つづつの機械室があります。ここはボイラーの蒸気を回転運動に変えるタービンの並ぶエンジンルームになります。両舷の間には造水゜装置室があり海水から真水を作っていたようです。

 

 

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↑後部は重油タンクと真水タンクが並びその後ろに第3・第4重油移動喞筒(ポンプ)室Oil Pump roomがあります。前部と合わせ4つの重油移動喞筒で攻撃を受けて船体が傾斜したとき前後左右の各タンクに重油を移動させて船の傾斜を直したそうです。その後方には飛行機用の燃料タンクとポンプが配置されていました。

 

さてこの後船蔵Hatch deckの各部屋の仕切りをデータ化してパーツ化するのですが…一筋縄ではいきません。なぜかというと…

 

 

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大和の特徴の一つであるバイタルパートと呼ばれる装甲と一体になっている部分があり、ここはどうしても避けて通るわけにはいかないからです。データ化が一気に難しくなっきました。このバイタルパートというのは斜めになった分厚い装甲(最大40センチ?)で外殻部分に当たった弾を弾くとともにこの中がこの中が浸水しなければ絶対に沈まないというまさに核となる部分です。オレンジで示した部分です。(最終的には下図のように一部を切り取った感じでペーパクラフト化します。)
「斜めになっている」ってことはそれだけ難しい部分という事になるのだけど…やりがいがありますね。頑張ります。

 

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1/200 大和 YAMATO 艦底 二重底とバーチカルキール1

1/200 大和 YAMATOです。 今回はかなり規模が大きくなるので、進捗管理しやすいように進捗表を作りながら進めていきます。

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↑資料としているシコルスキーの「大和図面集」の項目をもとに工程を実際の大和の建造工程とも合わせてA~Jの区分化…すなわちブロック工法的にします。ブロックごとに型紙が出来上がってくる感じです。(全体を通した通しページや通しのパーツ番号の必要がなくなるので管理(修正)などが楽になります。)
↑表で言うと先回はJの飛行機の8零観の型紙がJ8の1ページとなります(型紙仮ができたので水色)。現在の作業は黄色の部分「I.艦底 二重底とバーチカルキール」です。

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↑前前回の時点で二重底はこんな感じでした。艦底に縦横の仕切りが碁盤の目のように入っていました。シコルスキーの「大和図面集」で言うとH船倉と艦底の間の部分となり図面の資料が無い部分だったので「こんな感じかな」と作っていました。
ところが新たに…

 

 

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↑「戦艦大和の全て」…アマゾン中古600円と「大和誕生」…アマゾン中古405円を資料として購入したところ…

 

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↑「大和誕生」…二重底はこんなんでしたという図がありました。で、単純な碁盤の目で無いことが分かりました。で、さらに資料を探しましたが…なかなか見つかりません。ところが…

 

 

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↑半ばやけくそで買った資料…「戦艦大和建造秘録―完全復刻 資料・写真集」アマゾン中古…定価6667円が何故か新古で440円!!に…

 

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↑「比島沖海戦時 船体被害状況図」に二重底をはじめとする図面がありました。これを解析して二重底の描きこみを修正していきました。

 

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↑二重底の仕切りフレームやキールの構造や機能は更にその上のデッキであるH船倉にも反映されているはずなのでH船倉の図面を重ねて検証を重ねていきました。

 

 

 

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↑艦首の部分は重油タンク(茶色で表示)で占められています。

 

 

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↑中間部…大和の動力源である12基のボイラーの床下となる部分には重油タンク(茶色で表示)、詰め物をした水防区(薄茶色)を挟んで予備水(ボイラーの予備水と思われる…水色で表示)がボイラーの数だけ配置されています。
その後側は排水タンクと重油タンクとなっています。

 

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↑艦尾の部分には重油タンクの他に真水タンクやビルジ(汚水)タンクが見受けられます。
これでフレームとキールの位置を決定としました。

 

 

 

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↑次にフレームとキールをパーツ化するために位置の線情報をshadeiに読み込み立体化します。

 

 

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↑3Dデータをペパクラデザイナーに移して展開しました。shadeで形状にフレーム番号など名前を付けておくと展開後にも確認できるので順番に並べてレイアウトしました。この時点でパーツ数は200以上ページ数で30ページ位は確定といったところ。

 

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↑更に展開データをイラレに読み込みレイアウト。↑は小骨のフレームになる部分…形状データの時点でキールが接するポイント(交点)をマークしておいたのでポイントとして引き継がれています。明日からはここに描きこみをしていきます。…完成すると見えなくなる部分なので描きこみしなくても良いといえばそれでもよいのですが…ここはひと踏ん張りしたいところです

 

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